犬の里親・里子 ドッグ・ブリーダー パグ・イタグレのブリーダー イタリアングレーハウンド(イタグレ)ブリーダー パグ・黒パグのブリーダー
ブリーダーから購入する際に注意すべきことをお話いたします。

個人意見であることを予めご承知おきください。

見学も含めブリーダー宅に伺う前には必ず一報を入れ伺う日時をお打合せの後に行ってください。
ショップではありませんから、いつも在宅しているとは限りませんし、ブリーディングを行うとは意外と忙しく接客する時間が取れないこともあります。
出産のため徹夜明けも珍しくありませんし、育児放棄された子犬の世話で3時間に1度ミルクやトイレの世話をしなければならず睡眠不足でフラフラな状態かもしれません。
特に準備するものなど必要ありませんが、伺う日時の打合せだけは必ず行ってください。

ペットショップではありませんので、ドッグフード、犬具(食器、美容道具、ケージ、シーツ、おやつ等)は販売していないブリーダーがほとんどです。
ブリーダーと子犬の受け渡し前に予め打合せをし、子犬の引取りまでにご用意して置いてください。
親犬の大きさ、性格、癖、健康状態等を十分把握しているブリーダーですから、その指示でご準備いただくことがベストだと思います。
引渡しを受けたばかりの子犬とお買い物など論外ですし、連れ帰ったばかりの子犬を残して買い物に行くことも良いと思えません。

間食もしない犬にとってドッグフードは生きるために無くてはならないものです。
ドッグフードしか食べない犬も多い中、ドッグフードの質は犬のすべての元となります。
子犬は離乳食から始まり、お引渡しの際はブリーダーが選んだドッグフードを食べています。
当分の間は同じドッグフードを与えてあげてください。
環境の大きな変化もあり、ストレスが大きく、引渡し後の子犬はお腹がゆるく(軟便)なりやすくなっています。
その上で主食であるドッグフードまで変わってしまいますと体調まで崩しかねません。
飼い方の重要なポイントの1つです。
新しい環境に慣れましたら、徐々にドッグフードを切り替えていくことは可能です。
カロリー等の問題もありますので成長に合わせたドッグフードを与えてください。
子犬の購入時に「太りすぎは困るので食餌の量を厳守してください」と指導を受けた方がおりました。
まじめ過ぎた事もあるのでしょうが成犬になってもパピーの頃とドッグフードの量も変えず、その犬自体は異常にやせ細っている状態でした。
成長に合わせた種類で犬種・体重に合わせた適量の良質なドッグフードを食べさせてあげてください。

その犬に関する質問や問合せでしたら喜んで答えてくれるはずです。
※15年以上は生活を共にする犬を購入しようとしているのですから、問合せや質問もまともに答えようとしないブリーダーは避けるべきです。
分からないところや不思議に思った点、納得行かなかった箇所などありましたら、とことん質問してください。
当たり前とか簡単なことで申し訳ないなんてことはありません。
貴方が聞き逃してしまったことにより重大な事故を招くケースが起こるかもしれません。
気になったこと、思いついたことすべてをブリーダーに聞いてください。
ブリーダーの良さは、その子の親・兄弟・先祖まで把握している点です。
血統により弱い点や苦手な箇所があるかもしれません。
新しい命を求めるのですから納得できるまで質問を繰り返しましょう。

子犬は人間の赤ちゃんと同じく、突然体調を崩したり元気がなくなってしまったりすることがあります。
そのような時でも素人には何の対処も出来なくなってしまいます。
是非、24時間365日連絡が取れるように確認をしておいてください。
ブリーダーは命を商いとしている者です。
当然その程度の連絡体制は覚悟しており持っているはずです。
その犬がベビーの頃から育て上げたブリーダーです。
様子も知っており、対処方法も分かる可能性も高いと考えます。
携帯電話でメールや写真、動画も簡単に送ることが出来るようになりました。
口頭での説明では分かりにくく適切な処置も指示できない場合でも、動画等を利用することにより的確な指示をお教えできるケース増えています。
ほんのわずかな簡単な指示で劇的に症状が改善される場合もあります。
気になったらすぐに問合せが出来る環境であるか確認しておいてください。

室温の管理に付いて問合せを多く聞きます。
暑さ寒さが厳しければ人間ですら具合が悪くなってしまいます。
基本的には人間の子供が快適に過ごせる室温ならば問題ありません。
暑ければ、新鮮なお水をいつでも飲めるようにし、換気し、扇風機やエアコンで室温を調整してください。
寒ければ、毛布等を入れてあげ、ペット用のアンカ(電源コードが鉄製の管で巻かれ噛まれても安心)を入れてあげれば良いでしょう。
洋服を着せてあげても良いと思います。
「自分自身が辛くない環境にしてあげる」これが大切だと思います。

日中、1人ぼっちになってしまうと心配される方が多くおられます。
「寂しくて可哀想」「ストレスにならないか」など大切にするが故の心配です。
犬は飼い主さんがいる間は一生懸命飼い主の一挙一動に注意を払い神経を使っています。
犬にとって飼い主さんがいることは無上の喜びですが細心の気遣いをしている時でもあるのです。
隠しカメラを置いて留守番をしている犬の生態を写すことがありました。
1日中、自由気ままにゴロゴロと好き勝手に寝てくつろいで過ごしていました。
お出掛けの際鳴いたにしてもわずかな時間だけのこと。
心配無用です。
あえて犬にも1人だけの時間を作ってあげる工夫すら大切だと思っています。

血統書の付いた犬種を求められた場合はおおよそで結構ですから血統書の受渡日に付いても聞いておきましょう。
いつ頃になるか、どのような方法で受け渡されるのか。
生きるために絶対に必要なものでもございませんが、その犬の戸籍謄本のようなものですから必ず受け取ってください。
遅くとも生後3〜4ヶ月頃までには届くはずです。
生年月日、犬種、性別、毛色、名前など確認してください。
ドッグショーへの出展やブリーディングの予定が無ければ、特にJKC(ジャパン・ケンネルクラブ)の会員になる必要は感じません。
所有者が「繁殖者」と同名になっており、貴方とお名前が違っておりますが気にせず問題ありません。

ブリーダーからの購入に限りませんが「子犬はお腹を壊しやすい(軟便)」ものです。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、室温の変化、環境の変化により簡単にお腹を壊します。
出血を伴った軟便、子犬の元気が無いなどの症状が見られたら急ぎ獣医師の診断を受けてください。
単なる軟便でしたら「ビオフェルミン」等の整腸剤を与えて様子を見てください。
獣医師もお勧めの方法です。
1日2回、各2〜3錠で良いと思います。
整腸剤ですので多少多めに飲んでも心配は要りません。
新鮮な水はいつでも十分飲めるようにし、ドッグフードの量を少し控えめにしても良いと思います。
神経質になる必要は無いと思います。
繰り返しとなりますが、出血を伴った軟便、子犬の元気が無いなどの症状が見られたら急ぎ獣医師の診断を受けてください。

これもブリーダーからの購入に限りませんが「お腹を壊した軟便には寄生虫がいる」ものです。
100%必ずいるわけではありませんが、多くのケースで見つかります。
動物病院で軟便の原因を顕微鏡で検査して初めて分かる話です。
便から寄生虫が出たとなると驚かれる方も多いでしょう。
ブリーダーは基本的に定期的に寄生虫除去薬を与えております。
それでもお散歩やドッグラン等で寄生虫に感染する場合もあるようです。
また腸内には悪玉菌ともいえる「ジアルジア」「コクシジウム」「トリコモナス」などの原虫と言われるものが生まれた時からどの犬にもおります。
お腹を壊したときなど腸内環境が崩れ始めると悪玉菌が爆発的に増えます。
これが更にお腹を壊す原因にもなります。
獣医師に処方を受けた薬によって安易に鎮めることが出来ます。
驚かれずに獣医師の指導を受け対処下さい。


                                       2010.3/3

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